「May Flowers」をどう訳すべきか……

 訳あって(といっても100%個人的な趣味の範囲で)英文和訳つまり「翻訳」という作業をここしばらくやっていたのですが、なかなか興味深い作業でした。創作と違って内容を考える必要がなく、その点ではかなりリラックスして文章を綴ることが出来、その反面、文体だとかリズムだとか、ようするに言葉の感覚的な部分についてかなり自問自答する場面が何度も現れました。あらためて自分がある種の定型的な文章の感覚に寄って言葉を考えているのだという自覚が生まれたことは収穫でした。(だからといってそういう定型的な言語感覚が悪いといってるわけでは全くないのですが。)あと、単純に英語を思い出すきっかけにもなったし。たぶん卒論執筆時以来こんなに英語の辞書ひいたの初めてだし、相当忘れてることもあったし。結果として書きあがった文章は、単純に正しく原文を訳せているのかというレベルではなはだ不安の残るものではあるのですが、たまにはこういう違った文章の書き方をしてみるのもいいもんですね。