という寝言です。

 先週の水曜日に風邪ひきで熱を出し欠勤したのですが、その日を皮切りに「なんにもしない休日」が生まれてしまいました。これまでは休日といえども近所の食料品店に晩のお菜くらいは買いに家の外に出掛けていたのですが、このなんにもしない休日というのはようするに家から一歩も外にでないのですね。運動不足という意味でも健康にはたいへんによろしくないのですが、では逆になにが良いかというと一円も金を遣わなくてすむということなのです。このところ一昨年くらいまでは頻繁にあった臨時収入がぱたりと途絶え、にも関わらず頻繁に他所に飲みに行くことが増えたため、金銭的には厳しい状態が続いていたのですが……。……、というかそういうことはまあ置いといて、では外に出掛けずになにをしてるかというと、ひたすら布団にくるまって眠っているのでございます。脳内の妄想を除いた一切のクリエイティブな活動を停止し、日の高いうちからもう何時間でも眠っているのです。本も読まず、音楽も聴かず、パソコンも立ち上げず。これではダメだなという気持ちがある一方(今年初めの表明のとおり)、もう一方で、自分のこの「なんにもしないこと」へのとめどない希求に実はもっとちゃんと目を向けなければならないのではないか(克服すべきという否定的な意味ではなくむしろ肯定的な意味で)と思い始めています。この本質的な欲望こそ自分にとってのリアリティとして考えなければならない問題なのではないかと。で、いったいそこからなにが見えるのだろうか?