観劇

 昨日。腹の調子がいつにも増して悪い。食べたり飲んだりすると即下ってしまう。バイトの後に観劇を控えていたがどうしても空腹のあまり腹が鳴ってしまいそうだったのでまちおかで一口羊羹を購入して歩きながら食べる。さてKAATへ。岩井秀人×快快「再生」。多田さんの演劇。チケットを購入して客席に入場して、あ、あそこ空いてるなと思って歩いていくと向こうからも同じタイミングで女性が。ひとつ空けて座ったつもりが同時に隣同士の席のパンフレットを手に取っており、まだ空席の多い中でなぜか男女が隣合わせて座ることに。まあいいや、とお互いにそう思ったのかしらそのまま。しかも、隣の女性がものすごく自分好みの香りがして、なにか運命を感じてしまう。(後から思えばKAATの大ホールは客席に恵まれなかった経験があったので、それを見事に払拭してくれた。)ともかく演劇。どんなものかは知っていたのでまあ落ち着いて観てたけど、1周目、あーこうなるのかーという思い。やや散漫な印象。しかし2周目。ぐっと上がってきた。客席の「え? ああっ! そういうことか!」みたいな肌に感じる感覚が伝わってきたせいもあるかもしれない。あと、ちゃんと俳優が疲れていたこと。3周目。客席から笑いまで起こって(隣の女性もしっかり笑っていた)、これはモノにしてるわと。途中でテンテンコさんが何かを吐いているように見えて、それがちょっと心が痛む感じになってしまったけれど、まあ総じて良かった。しかも突然の降板と代役があったようで、そんなことは全然感じられない素晴らしい演劇だったと思う。アフタートークも楽しかった。(このアフタートークってやつ、最近やたらと増えているとかで一部では評判が良くないようだけれど、なんていうか、アイドルで言うところの握手会的なもので、これはこれで演劇の生き方としてありなのではないかとか思ったりしたけれど、それはまた別の話。)エロについては自分も感じたし、人間はどうしてもエロに引き摺られてしまうというどうしようもなさにどう立ち向かうかとか思ったり、まあそれもここでは深く掘り下げない話。満足して帰宅。ほんの少し飲んで寝る。
 今日。昼を食べて帰ってきたら頻発していた事件がまたあったとかでじっと防犯カメラを眺める。憂鬱ではある。そして、頑張らねばならんと思う。先日から書いている文章が我ながらとてもつまらなくて吐きそう。