観劇

 正午に家を出て、小雨の降るなか秋葉原へ。とてもアートな感じの会場で鳥公園「緑子の部屋」観劇。鳥公園を観るのは初めてだったけど、いやあ、面白かったわ。普通に笑えるところもあり、びっくりする演出もあり、切実な問題意識もあり、いまどきの演劇のムードもそれとなく取り入れていながら、でもあれはなんちゃってで出来るものではない。あれは作家と役者、それぞれの才能という他ないだろう。事前に知らなかったアフタートークも聞けて満足。この劇団はもっと観ていかなければならない。会場を出て、せっかく秋葉原まで来たのだからと東京アニメセンターへ。「凪のあすから」展2。ここは前に一度来たことがあって、中の規模とか知っていたからあんまり期待はしていなかったんだけど、意外や意外、すごく充実していた。絵コンテは見ものだったし、背景の原画もふだんネット配信で観ている身にとってはものすごく感激した。あと設定資料の細かさに衝撃を受けた。そうか、ここまでしなければ「良い作品」なんて出来ないんだよなあなんて。ともかく、全然さっと流して見るつもりが思わず長居してしまった。でもって帰りにティッシュペーパーを買って帰宅。いろいろと勉強してきた割には、してきたせいと言うべきか、執筆が進まず。VHS復活してデータ化作業を進める。夜、テレビとアニメ2本。無理して分かってもらう必要はないのだという勇気と、それでも分かってもらったほうが良いよねという誠実さの板挟み。なにはともあれ、書かないことには始まらないのだが。