メモ

 気がつけば二週間近くも間が空いてしまった。自身のツイッターを振り返りながら書く。
 22日月曜日。昼過ぎから映画館へ。「同級生」鑑賞。すごかった。原作はN井さんから借りて読んだことがあったのだけれど、そしてストーリーの大筋はまあ大きく変わりは無かったと思うのだけれど、とにかく映画としてすごかった。悶えるほどに。BLとアニメの底力に震えた。
 26日金曜日。昼過ぎから外出。東京国立近代美術館恩地孝四郎展」へ。浅学にして名前にピンと来ず、苦手意識のあった近代日本の抽象画だけれど、とても良かった。なるほど装丁においても大変に重要な仕事を残した人なのだね。自分の修養の必要性。
 27日土曜日。いつものEくんとの飲み。串揚げ食べ飲み放題の店へ。なにを話したかあまり覚えていない。
 29日月曜日。閏年。快晴。昼過ぎから映画館へ。「キング・オブ・プリズム」鑑賞。すごかった。またしてもすごかった。衝撃的であった。作品内容もさることながら(そもそもあの映画に「内容」など在るのかという話でもあるが)、なにより観客がものすごかった。上映開始直後からの歓声とおそらくお決まりの(ニコ動的な)ツッコミ。客の約8割が持っていたのではないかというサイリウムと、その統制された動き。初見の自分にはあまりにも衝撃的で、映画館であんなにもアウェイを感じたのは生まれて初めてである。日本の映画の決定的な転換点となるのではなかろうかと大袈裟に思う。
 2日水曜日。羽毛布団カバーを洗濯。
 昨日。職場では一年に何度あるかという大量の新刊を片付ける。夜、すみぺ関連で凹む。
 今日。午前中は執筆少し。昼食をとってから外出。KAATで演劇のチケットを購入してから、神奈川近代文学館文人学者・富士川英郎展」へ。管見にして名前にピンと来ず、展示も小規模なものだったけれど、リルケの翻訳などその業績を知ることが出来ただけでも足を向けた意味はあった。帰り道、パトカーがものすごい勢いで行くなと思ったら関内駅で人身事故があったらしく、地下鉄で帰宅。自宅で小休止後、ふたたび外出。渋谷へ。タワレコですみぺのファーストアルバム初回限定版Bを購入。のち上田岳弘×滝口悠生ポストモダンの接続先。純文学の可能性』へ。たいへん面白く且つ為になるお話しを聞くことが出来た。人称や時代設定など、自分が個人的に考えていることと共通の問題意識があり、さらにお二人がそこのところへかなり異なったアプローチを試みている点が興味深く、けっきょくは「性格」の違いとすることにも妙に納得させられるものがあった。帰宅して気になっていたラムちゃんのラーメンを食べる。カップラーメンでは異例の痺れ(「麻(マー)」ってやつか)。こちらも満足であった。賞味期限のひと月切れてしまったオブセ牛乳焼きブレッドを食べている。