憂鬱とゾンビ

 水曜日つまり一昨日。閉店間際にOさん来店。たまたまレジヘルプでKさんも隣にいて、飲みに誘うのに絶好のタイミングだったというのに、気が滅入ってしまって声をかけられず。後になってやっぱりOさん誘って欲しかったんじゃないかなとか、Kさんも会話を期待してたんじゃないかとか、Oさんから「このヘタレ野郎め!」と思われたんじゃないかとか、なにより声を出せなかった自分のことに大変に落ち込む。憂鬱であるがために生じた事態にさらに憂鬱になるという悪循環。とりあえず休んだほうが良いのかもしれない。そう思って寝る。
 今日。寒さが増してきた。鬱気分は引きずっている。昼を食べてからいったん外出。米を買うなど(ここ3日間は朝食を食パンにしていたのだ)。帰宅して寝て、起きてぼやぼやしていたら5時だというのに真っ暗。また出て西巣鴨へ。F/Tの演目、ゾンビオペラ「死の舞踏」を観る。会場のにしすがも創造舎というところがたいへんに良いところであった。客席の隣に欧米系の女性が良い感じに座っていて気分も良く、作品もとても誠実な印象を受ける良い作品であった。満足して会場を後にして、家に着くと11時半。けれど良い一日だった。アフタートークで作曲者の安野さんの言っていた「さいきん「死」について考えることが多い」というのが自分にもまったくあてはまっている。今月頭の訃報からここずっと本当に「死」のことを考え、そしていくらかは言葉にもしようと考えている。その中にはゾンビも含まれているので、今回は自分の気持ちにもばっちり当てはまったということだ。考えのヒントもいくつか見つかった気がする。なんとかやっていこうと思う。