昨日。大学生の研修生としてやってきたT橋さんの面倒を丸一日見る。まあぱっと見は冴えない感じの子だけれど、そこは当然というべきか、見た目うんぬんではなくちゃんとした人である。むしろこちらが指導するのには慣れていないのでたどたどしいながらもコミック売り場のあれこれをやってもらう。これまでの別フロアでの研修の感じから、通常業務の忙しさであまり構ってあげられなかったのではないかとも思いが個人的に有り、最後の方で一緒にレジに入って大学の話や就活の話などを少し出来ただけでも良かったのではないかと。少しでも新しい経験が楽しいものだということを感じてもらえたらと、こういう時にはそれを第一に考えてしまうのだ。
今日。午前中から外出。まずは中野へ。初めての中野ブロードウェイ。行きの車内で先月にH澤くんから貰った『世界でいちばんユニークなニッポンだからできること』をたまたま読み、すみぺの中野ブロードウェイへの思いを知ったので、感慨もひとしおといったところ。12時の開店前に目的会場に着く。「漫☆個展」。すでに展示会場への行列が出来ている。それでも開店から15分ほど待ったくらいで入場できる。狭いながらもじっくり観るととても充実した内容。原画ならではのペンのタッチやコピーの貼り付け具合など、堪能する。何度か訪れたいくらいである。それにしても先日の横浜美術館でも思ったのだけれど、このSNS時代に写真撮影OKという展示は鑑賞するものの眼を確実に変えていると思う。皆いかにツイッターなんかにアップしてネタにするか、それに気を取られてしまって、要するにカメラ越しに、フレームにいかに上手くおさめるかという一点に対象を見る目が固定されてしまっているのだ。不可逆的なしょうがないことだとも思うが、でも良くないことだと思う。いったん出てニコニコカレーという店で唐揚げカレー。580円のわりにボリュームが多く、唐揚げがすごくちゃんとしていて、カレーも美味しくて、全体的にとても良い。是非再訪したい。また中野ブロードウェイに戻ってあれこれ見ているといつの間にか時間が。慌てて駒場東大前へ。しかし、会場までの道が分からずに焦る。雨も降ってきて汗もぶわっと出る。なんとか上演10分前に着いたけれど汗だくで恥ずかしい。演劇はまあまあ良かった。日々な問題意識とアイディアを詰め込んだ短編という印象。この劇団には今後も大いに期待している。そして、再び中野に戻って展覧会の物販に並ぶも目当ての単行本が品切れと聞いて列をはずれて、しばしブラブラとブロードウェイ内を歩いてから池袋へ。リブロへ行こうと思うがまた迷い、ほんとにガラケーってと思いながらもなんとかたどり着いて、フェア中の早川義夫の本を購入。特製カバーと栞とブックレットをゲット。それから大人しく帰宅。心配していた洗濯物は心配していたほど濡れていなくて一安心。夜、アニメ５本。明日も頑張ろう。
