酔っ払ってるので書きとめ程度

 品川の原美術館で開催中の「ウィリアム・エグルストン:パリ−京都」を観てきました。実は自分は前から美術の展覧会へ行ってもどうしても「写真」だけはいまいち分からなかったのです。どう鑑賞したらいいのだろうかと。で、それが事前にいちおうの自分なりの問題としてありまして、箇条書きにすると、フレームの問題(その区切られた「外」に関するあれやこれやや、選択という話)、視点(視線)の問題(撮影者・鑑賞者それぞれの重層性のこととか、時間的な動きのこととか)、色彩の問題、などなど。でも、今回の展示を観て、なんとなくその辺のことが、もちろん完全ではないにせよ、どこか分かった気がしました。あと、なんだかすごく、世界の中で一人の人間が生きるという事態の、当然自分も含めてな感じが、とても実感として残りました。ついでに、ドローイングがすごく個人的に勇気づけられるものでした。
 帰ってきて、書こうと思っていた文章がなかなか進まず、友人を誘って飲む。二件目から友人が露骨に早く帰りたそうな雰囲気だったけど、申し訳ないと思いながらも飲む。やっぱ、飲んでから気がつくけど、酒はよくないですね。さて、明日遅番だし、もうちょっと踏んばって書くか。