国立

 バイトの休暇をとり、前に住んでいた国立という街で関わっていた団体(大学のサークルにあらず。某喫茶店兼障害者自立支援団体(みたいな)とこ)の年に一度の総会があるというので出席してきました。半年振りに顔を出したら突然「今日の総会の書記やって」と言われ、この辺の行き当たりばったりな感じと、なんかいまだにちょっと自分が必要とされてる感が妙に嬉しかったりします。あと、山谷で珈琲屋バッハという店を開いているマスターの話が非常に興味深く、楽しめました。自分を受け入れてくれる器があるというのは思いの外ありがたいもので、はっきりいってこの団体がなかったら自分は国立という街にもう一度帰りたいと思うことはなかっただろうと思うわけで、そもそもこの街に「帰る」という発想自体浮かばなかったかもしれないわけで。やっぱ「おかえり」的な歓迎は素直に心に沁みるものだと痛感した次第です。けれどもその一方で、再びこっちに住むことはまだちょっとできねえな、という「お客さん」としての自分の意識もあったりして、己のわがままさも思い知る次第です。ま、こんなに大事な彼らに出会ったのは大学の五年の時だから、そういう意味で大学を人より一年多くやったのは決して無駄ではなかったとムリヤリ言ってみたりするのです。