「断る力」と「決断主義」の淡い

 早朝、職場の先輩から電話があり、今日その先輩の彼女(何人かいるうちの一人)と一緒に僕のウチに遊びにいっていいか、との話。そういえば先日酔った勢いでそんな話をしたなあと、かなり気が乗らないながらもまあ別にいいっすよ、と答えたのだけれど、その後で一瞬その彼女と電話を代わって話した結果、その女性は間違いなく自分が苦手なタイプであることが直感的に判る。でもって、数時間悩んだあげく、やっぱ今日はすんません、と断りの電話をする。なかなかこういうドタキャン的なことをしない自分だけれど、いやあ、今日はほんと断ってよかった。
 でもって、自由になった時間で本を読み(とはいえ昨日は文化系トークラジオLifeを番外編含めて全部聞いてしまい(終わったの今朝の五時半くらい)だいぶ居眠りもしてしまったのですが)、ようやっと『思想地図vol.4』と『クォンタム・ファミリーズ』読了。どちらもゼロ年代が終わるギリギリで読めたのは、こういう時間的な区切りは単に自分の意識の問題でしかないけれども、まあすっきりして良かったかなと。どちらもどのみちあと何度か読むかもしれないけどね。
 みすず書房の『フロム・ヘル』上・下巻がものすごく気になってるんだけれども、両方かって6000円弱。二の足を踏みまくっている。あと、大谷能生さんのあれこれも買おうと思っていてまだ買ってない。あと今月の「現代思想」も。ていうか今月初めの文学フリマで買った本がいまだほぼ手付かず。結局このまま2010年を迎えることになりそうだ。でもって、来年ほんとに「テン年代」とか言うのかしら?