メモ

 先々週の木曜日、友人と二人で鎌倉散策。鶴島八幡宮にてひいたおみくじは末吉でやたらと「反省」の文字が。よし反省の一年にしようと肝に銘じる。その後足を伸ばして海を見にいき、沈む夕日がちょうどいい感じで、海岸からの海なんて一年に一度くらいしか見ないからたいへんに感動する。
 その日に貰った高野秀行の『ワセダ三畳青春記』という文庫本がこれまた最高。感想をちょいミクシーに書く。
 で、今日の話。横浜美術館で開催されている「束芋 断面の世代」を観にいく。PCで見た紹介動画がそれほど面白く感じなくて、寒いしどうしようか悩んだのだけれど、結果、観にいって本当に良かった! 映像インスタレーションももちろん良かったのだけれど、吉田修一の新聞連載用に描かれたというシンプルなドローイングに妙に感動してしまった。作者は75年生まれだそうだけれど(そして、彼女がいう「断面の世代」とは70年代生まれくらいを差しているそうだけれど)、ギリギリ80年代な自分にも妙に共感するところが多く、ああ、これが「同時代性」ってやつか、と思う。あと、チケット売り場前を含めて美術館全体に色濃く束芋さんの展示が観られたのは、これまで数度足を運んでいる横浜美術館で初めての体験だったので、それまたとても良かった。そうはいうものの、束芋さんが作品のテーマとして掲げる「断面」という概念に関しては実はまだ考えがまとまっていないので(というかその辺のところ実はよくわからないので)、この点に関しては保留。
 その後、偶然知人と出会ったりして、寒くておっくうでもとりあえず外に出るのは大事だなと反省した一日でした。