うーむ

 スタジオ・ボイス11月号購入。ぱっとみ面白そうだなと思ったのですが、読んでみると「オールジャンル・ディスク・ガイド」といいつつ単にバラバラな感じがして、まあ紙幅の関係もあるだろうし自分の知識の無さもあるんだろうけれど、イマイチ。オールジャンルとうたうには状況として余りにもジャンルが多様化し過ぎているでしょう(相関図とかもう無茶だっての笑)。かといって別にスマートになる必要もないんだろうけど。大御所ライターの対談と鼎談も目新しさはなく。ただ小田さんの「音楽にお金を払うっていうのはこの40〜50年くらいのことでしかないから」という言い方に「あ、そっか」と不意をつかれたように関心してしまいました。結局、00年代ってのは高速過ぎてなんも残ってないから徐々に振り落とされてきた当たり前の前提をあらためて拾い集めていく時代なのかなと思ったりしました。(あと今月号は特集以外の記事が面白かったからいいや。)