100万回生きたねこ

自分にとっての80年代ということを考えようと思うと、どうしても80年代当時の自分自身について思いを馳せることが避けられないわけなのだけれど、実際にその当時のこと、つまり0〜10歳くらいまでのことを思い出そうとすると、これがなかなか記憶として思い浮かんでこないものなのですね。小学校でのこととか断片的に思い浮かんでくることもあるけど、それも正直なんだか出来れば思い出したくないようなことばかりで、俺ってこんなにトラウマにまみれた少年時代を送ったのかなと自分自身の過去に疑問を抱いてしまいます。それはきっと僕がまだ少年時代の域を抜け出ていないという理由によるものなのかも、と思ってもみますが、どうでもいいですね。
出勤前に観ていたNHK教育萩原流行が『100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)』を朗読していて、この本は数年前に一回読んで「なんだ、売れてるわりに詰まらねえな」と思った記憶があるのですが、今朝の状態で聞いたらなんだか涙が出るほどきれいな話に思えてしまいました。ジャニーズの曲で泣いてしまったような気恥ずかしさ。再就職活動への踏ん切りがつかずに、俺っていつからこんなになっちゃたのかな、と、おセンチになってみる夜なべです。
ってか、この本発売されたの1977年なんだ・・・