くるりばっか聴いてる

 同僚から色々とCDを借りて、それまであんまり聞いたことのなかった類の音楽(ジャズとかノイズとか)に激しい感銘を受けながら、あらためて考えてみると自分は20前半(=00年代初め)の頃は日本のポップを聞いていたんですね。十代の頃は「洋楽」にかぶれてはみたものの、それもロッキングオン系に留まるもので、で、再び本国に帰ってきてみたらやっぱしそれもロッキングオン系の日本のポップないしはロックだったと。一方ではこないだ借りたジョン・ゾーンのDVDがものすごく良くて、けれど一方では、いまこうしてくるりを聞いているという。といっても新作ではなくて『THE WORLD IS MINE』と『アンテナ』なんだけど。「WORLD'S END SUPERNOVA」の後ろで鳴ってる大村達身のギターは情緒的ですなあとか、にしても『アンテナ』のクリストファーのドラムはこのバンドの系譜的に絶妙のクッションだよなあなんつって。なんか自分の音楽的な感性に刻印されてるものでもあるっていうんでしょうかね。数年前のJASPM関東例会にて東大の院生でロッキングオンの研究をしている方の中間発表を聞いたことがあるけれど、あれは完成したのだろうか? まさかと思うけれど、情報求む。