邂逅とひと区切り

 土曜日。遅番明けに例のカラオケ大会。まあいつもの感じ。A生さんと自分は誕生日が近かったためにケーキをいただく。年に二度もバースデーケーキのロウソクを吹き消すという。あとはビールなど飲んでH代さんとデュエット。余った菓子とナン、ビールと酎ハイをもらって帰宅。
 日曜日。夜、実兄から電話。声を聞くのは何年ぶりだろうか。急に明日の話など。
 月曜日。午前中、先月から気になっていた胃の件で予約していた近所の医者へ行く。胃カメラを飲んでも良いようにと何も食べず飲まずで行ったけれど、さすがに即日に検査は受けられず、触診と問診では何も分からなかったけれど、せっかくなので検診の予約をする。帰宅してカレーとナン。そして休憩。夕方から外出。練馬へ。数年ぶりに次兄と顔を合わす。邂逅一番、自分が痩せたことを心配される。やっぱりそうなんだなあ。路上でビールを飲みながら高速バスを待ち、上京してきた母と合流。次兄の自宅へ。義姉と、とうとう初顔合わせとなる姪。ああ、良い子じゃないか。そして数年前に世話したことのあるメークインの猫。こちらはあまりに巨大になっていて吃驚。姪と対面することが目的だったけれど、せっかくなら泊まっていけということになり、お言葉に甘えて風呂をいただき、姉さんの食事を食べ、わざわざ買い足してもらったビールを飲む。母と次兄と話す。日付が変わるあたりに就寝。自分は母と姪と三人で同じ部屋。クーラーも窓も無く、母が扇風機も断ったのでさすがに暑い。なかなか寝付かれず。
 火曜日。やや寝不足で起きて朝食をいただく。姉さんに最寄り駅までの地図を書いてもらう。しかしあまり長居するにも気が引け、というか早めに帰りたく、次兄と同じく部屋を出る。満員電車で池袋まで行って別れる。検査を受けるようにと再度言われる。そのまま帰宅してほんの少しだけ休んでから出勤。さすがに疲れる一日であった。
 水曜日つまり昨日。早番で帰宅してから執筆。いちから冒頭を書き直す。分量としては微々たるものだが、なんとなく一歩を踏み出せたような気がして自信が戻る。こういうことの繰り返し。
 木曜日。通しで棚卸しの準備。どうにか終えるが、不安がないことはない。とはいえ、なんだかひとつの山場を越えた気になり、八月も終わりだということで帰りに鯛など買って焼いて食べる。少し前にKさんから頂いた奈良土産のビールも飲む。カールも食べる。明日からまた新たな一日を始めるのである。前に進んでいこう。