なんだか眼が疲れてしまった言い訳だらけの一日

 そういえば昨日、群像に掲載されている舞城の短編を読む。かなりざっと読み。それほど熱心な舞城の読者ではない自分だけれど、舞城の作品としては読後感が爽やか。というか、そもそも舞城は読後感が爽やかな作家なのではなかっただろうか。ともかく良い作品でした。
 帰宅してからサマーウォーズ初めて観る。個人的にはかなり不満の残る作品。あまりにもあけすけな性差の描かれ方とか、単にストーリー的に都合の良いだけに思える登場人物の不可解な行動とか、リアル/ヴァーチャルのなんかイマイチぱっとしない捉え方とか。いや、俺の見方が甘いだけかもしれない(というか僕はそんなに映画を頻繁に観る方ではないので、その可能性は大ですが)けれど、みんなはこれのどこを楽しんでいるのだろうか?映像だろうか?サマーウォーズが好きそうな友人に今度ちょっと聞いてみよう。
 先日よりPCがまたげろ遅くなっていたので、一つひとつ調べて不要なサービスをいくつか停止したら、いったんは全くサーバに繋がらないという事態に陥るも回復し、ずいぶん動作が軽くなった。よかったよかった。

8/7追記
 僕のサマーウォーズへの不満点はようするにこれが「男根の男根による男根のための」映画なんじゃないか、というところにあったわけですが、考えてみればウォーズ=戦争というものがそもそも「男根の男根による男根のための」ものであった(である)という点を考えれば、僕の覚えた不満は決して映画への批判にはなりえないと思う。敗戦の翌日、そのショックにいまだ打ちひしがれる男たちとは対照的に女たちはもくもくと朝食の準備を始めた、というような誰かの言葉はまさにサマーウォーズにも当てはまるはずだ。