昨日、数年振りの原宿で若者率の高さに愕然と

「詩を書くことについてやや真剣にならねばと思っている」と書いたのが先週のブログなわけですが、ということで、佐藤雄一さん主宰のサイファーに行ってきました。というかまず、バイト終わりで原宿まで移動し、初めて行った代々木公園のあまりのだだっぴろさに驚愕しながら薄暗い中だいたいの見当で歩き出してようやく合流したのが7時40分くらい。当のサイファーではなんかもうすでに若干のダルさが見えていた頃だったのですが……。そんな中途半端な体験からですが、以下、思ったところをパラパラと。
①詩の志向性(と、もしそう言えるのであれば個々の作品ないしは朗読技術のレベル)がバラバラ過ぎて。そもそも現代詩なんてものはマイナーなジャンルだと思いますが、そんなマイナーな志向をもった人たちがせーので集まったとしても、その中でここまでの個々の「多様性」が現出してしまうものかとw。ていうかそもそもそういう前提でやってるのでしょうが、単にもうギャラリーとしてはどう受け取っていいものかと。いや、そんな戸惑いはナンセンスであって、現代詩をギャラリーとして楽しむってナニ?って話なのでしょうか。(え?例の「現代詩のことは現代詩を書く人にしか分からない」云々とか?そんな水掛け論は、ねえ。)
②音的に辛い。あの公園でキチンとしたサウンドシステムを組み立てるってのがそもそも無理なのかな。でもあの「よく聞こえなさ」はちょっと。だったら「聞こえねーよ」とか言えば良かったのかもだけど、俺って気弱だし、そんな野次めいたこと大きな声で言える訳ないし……。(だったらそもそも書くなと。)
③気持ちは良かった。なんていうか、爽快っていうよりはむしろ痛快でした。詩で集まれるんだ、詩を読めるんだ、って。たぶん僕はあの集まりの中では相当浮いていた(誰とも一言も話さなかったし、そういう意味ではあのダルさの雰囲気そのものでもあった……反省。)のですが、それでもほんとに行って、その場にいれて良かったなと。ギャラリーは場に対してただ感謝するのみです。
 で、そんでもって個人的にはあのオロカモノポテチさんのラップ(?)が聞けたのが一番の驚きでした。まさかいらしているとは。やっぱすげえヘタクソだったけどw、でも巧かったし良かったなあ。あとさやわかさんて実際はあんな雰囲気の人だったんだあってのとか。結局のところ、途中参加の途中退場でこんなこと言うのもですが、全体的になんかあれだったりしたけど、次回もちょっと足を運んでみようかなあとは思います。自分で作品を朗読するのは、まだ、考えときます。あ、そうそう、最近思い知った自分のこと。俺って、とことん自分に自信がないのよね。