調味料の妙

 やけに料理ずいている最近。今日は初めてイシモチを購入してきてきました。で、塩焼きにして食べてみたところ、なんだかパサパサしててこれといった風味もなく、醤油をかけてみたり味ポン大根おろしを合わせてみたりしたのだけれど、まあご飯のおかずにはなるけど、だったら別におろしポン酢を飯にかけて食べても一緒じゃねえ?って感じでイマイチ。と、ふと思いついてオリーブオイルとマスタードを垂らして食べたところ・・・、う、美味い。美味いぞ! なんじゃあこりゃあ!? 常套句で気が引けるけどこれがいわゆる「素材の味を生かす」ってやつかあ!「醤油をかければなんでも食える」という認識が完全に決壊した瞬間。伊仏料理がタイとかスズキ、ヒラメなんかの火を通せば「淡白な」味になる白身を素材に選ぶ理由が分かったわ。「魚介類を一番美味く食べるのは日本だ」なんて言う前に日本の食卓はオリーブ油とマスタードに気付くべきだよお、なんて戯言の一つも出る始末。当然その分アルコールもすすんでいるのでした。