台風直撃

 台風直撃。実際にこんなに大きな台風を身に感じたのは初めてかもしれない。球球の休日、いったんは今日はもう一歩も外に出られないだろうと思い、寝たり本読んだり録画しておいたアニメを観たりして、夕方になっていよいよ風雨が強くなり、このアパートに越してきてたぶん初めて雨戸を閉める。屋根を叩きつける轟音。そわそわしながら何度目かの昼寝から起きると雨はあがっている。七時前。起きだして買い物に出掛ける。バス停が道路に転がっているのを目撃。嵐だった。
 そろそろ今期のアニメの感想を記していこうと思う。書き足りないところはいくらでもあるだろうけれど、とりあえずメモまでに思いつくところを箇条書きに。「異国迷路のクロワーゼ」。往年の世界名作劇場を思わせる(と言って自分は一度としてまともに世界名作劇場を観たことがないのだが)常に画面1/3ほどに白の靄がかかっている淡い色調、そして、出てくる人物が基本的に全員良い人。ときは中世、ひとりの清楚で従順ないかにも「日本的な」着物姿の少女がヨーロッパの徹細工職人のお手伝いとして暮らすという、いわばゴシック調の格好をしたメイドがご主人様とか言う「メイド」の逆をいくアニメ。しかし、とても良かった。だって何度も言うけど出てくる人物が全員良い人なんだもん。あとOPはじめ、音楽がとても良かった。そして前期Aチャンネルトオルを、GOSICKヴィクトリカを演じていた悠木碧がアリスの声を演じていると知ってアニメ素人の俺驚愕。とはいえ、この捩れたメイド感にはいろいろ考える余地はまだまだあるだろう。
 いまは雨も風も止んでいる。