西新宿に思いは遠く

 停電があるのでスーパーの開店&閉店時間が読めず(いったん閉店してしまったらたとえ2〜3時間後に電気が復旧しても再び開店とかしないんじゃないかとか)初めていつものスーパーに午前中から出奔。カップラーメンはじめ意外と物がある。ていうかそろそろ(人々の気分的にも)そうじゃなきゃ困るが。とりあえず卵を買えたのが良かったのと、明日明後日は遅番でおそらく帰宅途中に寄るスーパーは早期閉店しているだろうから、それ用に2日分の冷凍のアジフライなど買う。べ、別に買いだめじゃないんだからね!
 三月の末も迫っているというのに無性に無気力。震災と関係があるのだろうか? ぼんやりと布団に寝転びながら床に直置きしたペットボトルの焼酎の表面を眺めていて、あらためて国道1号線に程近いうちのアパートが常に微動していることを知る。寝て起きて、夕方くらいから読み始めて新潮4月号に掲載の宮沢章夫ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集」読了。この状況でなかなかに深読みも誘うけれど、単純に青春的な物語としても面白く、読了後の世界の見え方を変える力も感じる。ある読み方からは酷い話でもあるけど、個人的にはとても爽やかな小説だと思った。と、余韻に浸っている最中に本日の停電発動。窓の外もいつの間にか真っ暗になっていた。けれど小説読んだ勢いで懐中電灯を灯して執筆開始。実際ちょっとしか書けなかったけど充実。布団に潜っているうちに21時前だからたぶん2時間半ほどで復旧。このくらいの停電だったら全然OKですよ。なんか下がったり上がったりだけれど、そんなもんだろうと思う。