「ざーます」はフランス語ではない

 いやあ、こんなに更新してなかったんだ。ツイッターやってたらそれが少しずつガス抜きの役割を果たしていたのかしら? ということで、今日はフランス大使館に行ってきました。「No Man's Land」展を観にです。結論としてとっても面白かったです。なんていうか、僕くらいの中途半端なアート嗜好(思考・志向)な者にとってはああいうのが妙に楽しく思えてしまうのですね。個々の作品について深く立ち止まって考える(考えさせられる)というよりは、周りの来場者(「入場無料」に惹かれてやってきたどうみても「アート」には関心の薄そうなおばちゃんやギャルたち)の勢いに乗せられて、なんだかウキウキしながらぐるぐる会場をまわる感じも悪いものじゃないなと。(もちろん中にはハッとさせる作品もありましたが。数年来ブログを欠かさず読んでいる福居伸宏さんの作品も今回初めて目の当たりにしました。)でもなんかお祭り気分でしたねえあの場は。そもそもそういう方向性で企画されたものかもしれませんが。できたらもう一回くらい行ってみてもいいかなという感じです。広尾って意外と近かったし。あ、ささやかですが募金もしてきました。「作品」には金を払うというある種の道徳観が自分の中に芽生えていたのは自分でもわりと驚きでしたが。