でもってテン年代ってことでいいのかしら

 あけましておめでとうございます。今年も拙ブログをよろしくお願いいたします。
 新春一発目の話題は「室内スリッパ」です。とはいえ「スリッパ」といえば一般的に室内で履くもの。では、なにがどう室内かというと、要するに廊下ではなく、我が城である和室六畳一間で履くスリッパのことなのです。歳のせいかふと気付くと数年来の末端冷え性に悩まされているわたくし、今年ももうずいぶんと手足の指先が冷えて冷えてしょうがなかったのですが、先日はっと思いついて今日駅ビルの百円ショップにて購入いたしました。それほど暖性に特化したスリッパではないものの、指の先までそれなりの布で覆われたもので、履いてみるとこおれがあったかい! なぜ今まで気がつかなかったのだろうか。今年の冬はこれでずいぶん快適に過ごせそうです。
 あと本の話。木曜日に友人と鶴岡八幡宮に年始の詣でに行ったのですが、その時に糸糸山さんの『イッツ・オンリー・トーク』と一緒に高野秀行という人の『ワセダ三畳青春記』という本をいただく。管見にして高野さんの名前は知らなかったのだけれど、読んでみるとこれが大変に面白い。あと、読んでて妙な勇気が出てくる。そりゃ大学を卒業してはや6年が経とうというものの、いまだに六畳一間のアパートに凍えている自分にとっては三畳間に十年以上(同じアパートの奇人たちと共に)暮らした高野氏の言葉はグッときてしまうというもの。ていうかこんなん読んだら余計にこの生活から抜け出せなくなってしまうというもの。ていうか、もはや世界は2010年。これでたぶん良いんじゃないかとも考えている、さみしー年始です。