結局「アート」とかいってんじゃん

 誰でもピカソの「アートバトル」。やっぱ面白かったわ。特に(いろんな意味で)感じるところがあったのがJUNK郎の「ギア」って作品。なんていうか、例えるならイチローがマウンドにあがってピッチングしてるような、「そんなポテンシャルもあるんだ!」っていう驚きもあったんだけど、そこに落ち着いてしまうっていうか、芸大の学長が「素材に造形が負けてる」みたいなこといってて要するにそういうことなのかもしれないけど、だって俺がJUNK郎さんの作品を観てたのって高校生の頃実家で観てたんだしね。映りの悪いテレビながらも「スープレックス」(だっけか?)とか観ながら「こんなパワーのあるモンを作る人がいるんだ!」って感動してたんだし。「良い意味で期待を裏切る」よりも「良い意味で期待に応える」ってことの方がずっと難しいことなのかなと思った台風の轟音吹きすさぶ一夜でした。