世界は断片でできている(あと愛と)

 今日おきたことを時系列に沿って。
 年長の同僚と話していて「社会主義」という言葉に肯定的な感覚を共に抱く。おそらく自分の人生においては初めてだったと思う。西洋思想系の本をよく読んでいる人だということは知っていたけどちょっと意外。これが現代のこの国に生きるフリーターとしての共同意識というものか。
 ブックオフ土田世紀俺節』を見つける。1・3・8巻。どれも105円。慌てて3冊手に取り、店員さんに頼んで棚下の中も調べてもらう。が、それ以外はなくて、でも3冊とも即購入。このマンガかなりプレミアついてるらしいけど、演歌好きの知人にタダであげようと思う。
 おそらく学生時代に最もお世話になった先輩の結婚式の二次会に出席する。こういう場でないとまず会うことがないであろう人たちと会えたのが良かったし、逆にいえば、今日が終わればもう二度と会うことがないんじゃないかという人たちと会うことができた。漠然と、将来ものすごく有名になってみたいな、と阿呆のようなことを考える。
 アパートに帰ると「国民健康保険被保険者資格証明書」なるピンク色の紙が届いている。一見分かりずらいけど「この証明書で診療を受けるときは、診療費用の全額を支払ってください。」と記載してあり、要するに保険料滞納によって国民健康保険被保険者でなくなった、ということである。貧乏だから保険料が払えず、それによって万が一の診療負担も増大したということである。「滋養なんてどこにあるんですか!」と昨晩観た火垂るの墓の台詞を吐いてみるもむなし。世界に愛と愛と愛と愛と愛を。