存在こそ最大の暴力たれ

 いまのアパートに越してきてはや二年が過ぎていました。あいかわらず横浜という地に自分が馴染まないことを実感する毎日ですが、先日不動産屋より封筒が届きまして、いまの住居の契約期間は二年間であってそのままそこに住み続けるのだとしたら契約更新をしなければならない、という風なことが書かれていました。つきましては契約更新料を支払わなければならないと。しかも家賃一月分だから43,000円。これまで月収11万の中からちょいちょい蓄えてきた数ヶ月分がいかにも曖昧かつ実体の無いような契約更新料としてポワワンと消えてしまいました。身動きもとれずに、とりあえず惰眠を貪ってみました。