自分の場所からはみだしてしまった多くの人々を

 『高田渡読本asin:4861710251』、本日、つまりあの日から二年後、社員割引を利用して購入しました。生前からふわりふわりとした存在であったためか、いわゆる「死んで伝説になった」という気がいまいちしない、というか、なんだかまだどこかで酒を飲みながらよたよた歩いているのではないかという気がします。もちろん本人も自分が伝説化されることなど望んでいなかったことでしょうけれど。自身がNHKの番組で「墓石が風雨に晒されて名前なんかが消えてしまって単なる御影石になる、そこまでいってみたい」というようなことを言っていたことを思い出します。あらためて敬意を表します。それにしてもYoutubeで初めてみた筑紫哲也とのからみ、おもしれえなあ。