要するに見栄っ張り

 「いまマカロンがきてる」と、某スイーツ男子の日記を読んで、あまりにもストレートに屈折した思い込みを果たした私は、ふと職場の同僚にバレンタインのお返しをせねばと思い立ち、いままでたぶん名前すら聞いたことのなかったマカロンなる代物についてネットで調べ、結果、ピエール・エルメ・パリというパティスリーにてマカロンを購入することを決意しました。で、さっそく渋谷西部に赴き、実際に見たらすげえちっちぇえ、ってことは単価たけえ、と慄きながらも6個入り1680円のマカロンを無事に購入、用が済んだら長居は無用と直帰。自分の衣食にはとことんケチンボでありながら他人へのプレゼントには手間や金銭を惜しまないという気前の良さ、これがおれです。確か先月私にチョコレートをくれた女子(下は20から上は68まで。もちろん人妻含む。)は合計5人。ということは1個余るわけですが、ここで残りの1個を、先月チョコレートはくれなかったけれども一番付き合いが長くて気が合う同い年の子に「どうせ余るから」となにげない調子であげるか、それとも、すげえ食べたいのでこっそり自分で食べるかは、「自由だ〜〜〜!」