グッとくる

 最近、『現代思想』の最新号を買ったり、後から知って同誌の8月号をAmazonで注文したり、とそんな方面をぼちぼち読んでいるのですが、今日たまたま読んだ(というのは嘘で毎日欠かさず読んでいるのですが)菊地成孔のHPに「ホームレスというのは、ワタシが思うに、地震という激発的な現実ではなく、日常生活と言う平均的な現実に被災した人々であって」という一節があり、思わずグッときたのです。菊地成孔という人がホームレスと呼ばれる人々に対して抱いている感覚はある程度推測出来たけれども、こういうフレーズがすっと出てくるところなんざ流石というかなんというか。そういえば夏場に駅前でよく見かけたあの人たちは、いまどこにいるのだろうか? 無事に「越冬」出来るのだろうか?