祭り

 まーたやってるよ、なんて今日は地元の小学校で納涼盆踊り大会だそうで、日隠れ時分から浴衣姿のおばちゃん連中やちいちゃな子どもやなんかが往来を行き来していました。よっぽど祭り好きなんですねえこの町の人たち。でも、正直ぼくなんかでも図書館帰りに、あら?なんだか盛り上がってますの?ってな感じで無駄にぷらぷら歩いてそのお祭り気分を満喫したりしているのです。
 で、ふと気がついたんだけれど、今日は水曜日。こういう自治体としての町っていうか、つまり町として独立した空気とか論理を持っているのがたいそうこの町の魅力なのであって、これが例えば前に暮らしていた町だったりすると、うーん、うちの会社の都合っていうか世間一般的に考えてまあ再来週の土日あたりが皆の都合的に時期時なんじゃないの?皆それぞれ仕事とかあるし。なんてな感じになるのでしょうが、それがこの町では、え?祭りやんの?そんじゃあその日は仕事休みにして、そんじゃあ自分は朝から大丈夫だから小学校でしょ、櫓組み手伝いますわ。なんてな具合に、用は世間の土日週末関係なしにその町の論理でもって祭りが行われてる感じが、それが最高なのです。