猫に〜

 最近行き始めた最寄の市立図書館で町田康の『猫にかまけて』を借りました。この本、前に駅前の書店で「ああ〜、これものすごく欲しけれども、今ちょっと金ないしな〜、どうしよっかな〜」と思って見ていた目前で、ちょいオサレ+知的感漂った、敢えて言うなれば本上まなみ風の女の子がフワっと手にとって他の何冊かと一緒に抱えてレジに向かっていって、あ、やっぱこういう人が買うんだ、と思った記憶があります。で、読んでみて、この本に関してはその独特の文体の町田康好きよりも、単に「猫好き」の人にとっては堪らない一冊です。猫の話をしだしたら僕はちょっと止まらないので、今日は止めときます。あ、一つこの町に住んで最初に思った印象。「猫の少ない町だなあ」って。