立ち読み

他に何の娯楽もないんで、と書くとそれがなんだかこの町のせいみたいに聞えるけど、正確には娯楽に使えるような金は今の私にはないんで、二日にいっぺんは駅前の本屋に行ってブラブラと時間を潰しています。そこで見かけた『少年文芸〈2005年初夏創刊号〉』なる雑誌。現代の作家の詩とマンガと小説を柱にした、3〜4年前の自分であったら矢も盾もたまらず購入したであろう雑誌だけど、開いてみてなんだかなあという気持ちになってしまう。前々からなんとなく気になっている近藤聡乃という人のマンガだけ読んだ。これに比べて、もう一冊発見した『歴代海軍大将全覧 (中公新書ラクレ (177))』って文庫本で、4人の「軍人マニア」のおっさんが一応学術書なのをいいことに恥ずかしげも無く自分の軍人知識をこれでもかとぶつけ合ってる対談本があって、パッと見でもその濃度の濃さったら物凄くて、内容に関わらずほんとに面白い本ってこういうのかものと思いました。また行って読も。