面接と忘年会

 12日。朝は巨大なメロンパン。洗濯。早めに昼食にYさんがスパゲティを茹でて大根葉と炒める。そして支度をして出る。銀座へ。事前にYさんに経路を調べてもらったときには東海道線で行けば良いということだったけれど、途中まで東横線で行った方がちょっと安いしまだ間に合うよね、ってことで東横線に乗る。普通に行ったはずが意外と時間がギリギリに。駅の出口も分からず焦って歩いていったところ、肝心の面接会場である店舗が見当たらない。仕方ないので電話。いったん見つけたと思った店が全然違う店で不審な目で見られて出る。さらに歩くも分からず、とうとう担当者が迎えに来てくれることに。あ、これはもう駄目だなと思う。完全に自分の勘違いで道に迷い、時間に遅れ、しかもスマホを持っていないと言ったら驚かれてしまった。面接もまあそんな感じで、この歳になっていまだにフラフラしていることを吐露。社会人なんだから時間には、とあらためて釘を刺される。終了した時点で完全に諦めてしまった。それでも良かったと思えることがあるとすれば、いまは教育関係のバイトをしていると言ったときに「合っている」みたいに言われたことなのだ。とりあえず帰宅。夕食に手羽先の煮込みを食べて、また出る。月がきれい。コールドムーンというそうだ。おなじみの飲み放題の店で忘年会。AさんYさんSさんNさんIくんEくんの七名。Hくんは不参加。Iくんからレコード2枚(WEEZERの初期シングルとHOSE)にミランダ・ジュライの本、そしてYさんにと一度案内してもらったことのある陶器屋さんの品(翌日開けたらカップとソーサだった)を頂く。いつも嬉しい。ジョーカーの話とかボクシングの話とか結婚の話とか。少し落ち込みきみだったけれど良かった。しかし、支払いの段になって一人3000円が重くなってしまう。落ち込む。歩いて帰って、シャワーを浴びて、布団に入ってなおも落ち込む。Yさんからも心配される。布団の中で涙まで浮かべてしまった。本当にお金が無いのだ。ただ、良いことがあったとすれば、Nさんにやっぱり学校関係で働いていると話したら「合ってるんじゃない」みたいに言われたこと。そうか、合ってるか。少し前にネットで見た「自分らしさ」についての菊地成孔の「自分らしさとは他人が「あの人ってああいう人だよね」ということそのものだ」みたいなことを書いていたのが頭に残っている。そうか、先生か。心を定めていっちょそっちで行ってみようか。

 13日。ほとんど終日ゴロゴロ。朝は卵焼きとご飯。午後になってから一人で自転車で出る。区役所で申込用紙をもらう。意外と手間。そのまま自転車で桜木町まで買い物へ。帰ってからYさん主導で酒粕饅頭作りを始める。わりと簡単。蒸かして食べてみるとこれが驚きの美味さ。嬉しい。夜は割引で買ったピザと手羽先の煮込みをスープのようにして。

 14日つまり昨日。好天。朝は酒粕饅頭の残り。またもゴロゴロ。レコードを出してきて聴いたり、本を読んだり。昼は賞味期限切れのホウレンソウスパゲティを茹でてケチャップで和えて。Yさんが5キロも大量に買った酒粕を飲んだり。一人で歩いて出て買い物へ。魚屋や酒屋も寄るけどなにも買わず、スーパーで卵を買う。夜は胸肉の鍋。二周目は酒粕味噌にしておじやも。これが美味くて温まる。この冬は頻発しそう。来月のバイトがわりとシフトに入れそうで少しホッとする。

 今日。好天が続く。Yさんを送ってから掃除に洗濯。午前中の内に買い物にも行こうと思っていたけれど行けず。なんだかんだでこうして時間が過ぎていく。やるべき些事だけは済ませようと考えているが。そろそろ書き物も仕上げに入らなければならない。規定枚数が思っていたよりも少なくて少し楽になる。