23日。午前中はゴロゴロ。敬老の日ということで午後から出て実家へ。桃を持って挨拶をしつつYさんの荷物を持って出る。それから歩いて酒屋へ。3度目の挑戦。入ったら酒屋なんだけれど中のテーブルで飲んでいる若い人たち数名。良いなあ。目当ての酒も無事に落手。さらにハナマサに寄って牛のブロック肉を購入。帰ってローストビーフを作る。出来るだけ薄切りにしたんだけれど歯ごたえがすごい。でも牛の旨味があって美味い。自家製シードルを解禁。こちらはまた驚きの美味さ。こんなに上手く出来るなんて。上出来だ。買ってきたヨーグルト日本酒も飲む。思ってたよりもずっと甘い。でも美味い。試しに自家製のどぶろくと割ってみるとこれがまた驚きの美味さ。買って良かった。友人たちへのお返しはこれにしようということになる。美味いものと酒があればなんとかやっていける。

 24日。あと一週間。気が重いが、もう秒読みだと思えばなんとか職場に足も向く。午後、Nさんより退職に際しての説明を受ける。ずいぶん気が早いなと思いつつ。Kさんと片付けをしていたらあがるのが遅くなってしまったけれど、リーダー不在のこの雰囲気は嫌ではない。

 25日。Nさん不在。気楽に仕事。せめてこういう感じならなあ。Yさん厄日。特に車の運転手からひどい言葉を投げつけられたのが効いているらしい。ひどいことはどこにでも転がっている。いや、よりいっそうひどくなっている。ここ最近。

 26日。木曜日だ。ここまでくればどうにか。今日もNさん不在。と思ったら既に異動していたのであった。気持ちの負担がぐっと軽くなる。あと少しだ。Yさんも気持ちを持ち直す。ヨーグルト醤油麹カレーが激烈な美味さ。

 27日。金曜日。あと少し。昼休憩に外国人観光客に道を尋ねられるが間違えて教えてしまう。三ヶ月以上通ってはいるけれどこの町のことはよく分からないんだ。仕事は無事に終了。夕食はブリ大根。

 28日。洗濯をしてゴロゴロ。書き物をしなければなあと思いつつどこかへ行こうかと迷い、ピンときたので午前中から出かける。上大岡へ。Yさんを元職場へ案内する。シャッターが凹んでいる。空腹を抱えて歩いていると一度行ったことのあるしゃぶしゃぶ食べ放題の店を発見。適度に混んでいたけれど入店。一番安いコースで食べ放題。それなりに美味くYさんも満足。満腹でセリアへ。そしてオーケーへ。いつもと違う出口から出たら楽しい通りなど発見し、駅へ戻ってひまわり市場へ。あれこれ買い物をして電車に乗って帰路。帰り道、何度も見かけて可愛がっていた猫が家の人と戯れている。これまでフサさんと呼んでいたけれどミーちゃんであると教えていただく。代々続いた血を引くおばあちゃん猫だとも。まだまだ元気でいてもらいたい。予想よりも遅い帰宅だったけれど楽しかった。近場をブラブラするのが気楽で一番だ。

  29日。書き物をしなければならない。洗濯も無かったので午前中から執筆に励む。遅めの昼食を適当に済ませて午後も引き続き執筆。夕方、Yさんを迎えに行く時間になっても今日は家で書き物を続け、どうにか終わりまで辿り着く。疲れた。Yさんも顔を見て心配するほど疲労が滲んでいたようだ。とにかく書き上げてホッと一息。夕食はブリ大根の残りを。

 30日。ついにこの日がやってきた。出勤最終日。もうどうでもいいという気分で出勤。懐かしさすら感じる。午前中は不在だったリーダーの機嫌がいまいちであれなこともあったけれど、それでも残すこと無く仕事を終える。提出する物や返却する物もすべて預け、挨拶をして部屋を出る。終わった。試練の夏だった。お世話になったTさんやKさんにきちんと挨拶を出来なかったのが悔やまれるけれど、それはいずれどうにかして返したいという気持ちがある。そのための書き物でもある。夜はブリ大根の煮汁素麺にYさんが買ってくれた黄桜のクラフトビール。そして、一年以上前にIくんから二つ前の仕事を辞めたときにいただいた真澄をようやく開ける。これがまた猛烈な美味さ。こんなに美味い日本酒を飲んだことがないというくらい。嬉しい。嬉しいことだってあるんだよ。さて、不安はまだまだ続いているのだ。

 1日つまり昨日。洗濯もせず終日ゴロゴロ。夕方から近所に買い物に出る。涼しくて気持ちが良い。夜は鶏皮をピーマンと焼いて。さて、どうしようか。

 今日。Yさんを駅の中まで送ってから買い物をして帰宅。もやしと豆腐をそれぞれ10円でゲット。じっくり掃除と洗濯と洗い物。あとはシソの株分けをして、昼食後は美術の展示に出かけようと思っている。そろそろインプットをしていきたい。仕事探しはもちろんあるのだけれど。さしあたりのバイトとか。不安ではある。ひどい状況だけれど生きていかなければならない。幸せに。