胃カメラ

 少し肌寒かったり、天気になったと思えば雨が降ってきたり、どうにも変な気候。夏はどこへ行った?
 昨日。翌日に内視鏡検査が控えているので夜九時以降は食事禁止。しかし、仕事が終わって帰宅するのは九時過ぎになってしまうので、ギリギリ帰宅前に飯屋へ入ろうと思い滅多に食べない牛丼でも食べようかと松屋の前まで行ってみると意外と混んでいる。気をあらためてコンビニとスーパーの中間みたいな店で二割引のおにぎりを二個買って歩きながら食べる。九時は過ぎてしまったが。そしてノンアルコールの夜。
 今日。飲まずに寝たのに遅起き。食事は禁止なので水だけ飲んで昼前に歩いて病院へ。簡単な説明を受けてから胃の泡を消す薬を飲み、喉を鈍感にする薬を口に含む。そしていざ胃カメラを飲む。およそ20年ぶりである。少しは器具も改良されて優しくなっているかと思いきややはり辛く、喉を通るときに嘔吐く。痛みもある。思ってたより辛い。しかし我慢である。大人だから。慣れるとようやく頭の上のモニターを見る余裕も出て、胃の中はなかなかキレイなものである。見とれていると一カ所ポチッと膨れている部分があり、おや、と思う。医師も写真を撮る。長く感じられたがおそらく五分程度で終了。ホッとする。しばらく診察室で待った後に医師より説明を受ける。軽い食道炎と胃炎がある他に大きな問題はないとのこと。あと十二指腸潰瘍になった痕跡のようなものがあるが今となっては分からないとのこと。ポチッとしたポリープはまったく問題ないものとのこと。つまり、重大な病はなし。良かった良かった。がしかし、診察費が思った以上で手持ちがなく、いったん帰ってから午後の診察の時間にあらためて支払いへ行くはめに。高かったのと恥ずかしいのと。ま、ともかく飲んで正解だった。Mさんからの誘いは断って午睡。夕方から執筆をふんばる。胃壁を採取しているので今夜もノンアルコール。懸案も乗り越えたし、あとは無心にやるべきことに打ち込むだけである。