観劇と安心

 昨日。寒いうえに雨。二度続いて休日に雨なり。洗濯物を部屋に干して暖房をつけて過ごす。午前中は執筆。昼食をとって昼寝。午後に再び執筆にかかるが進まず、餅を食べてから、寒く雨の降るなかを外出。KAATへ。が、早めに家を出たおかげで30分以上時間が空き、靴下がべちゃべちゃに濡れていたがために替えの靴下を買おうとうろつくが百均が見つからず、けっきょくまた駅前まで戻ってしまう。靴下を買って駅ビルでいったん靴下の雨を絞ってから急ぎ目に再びKAATへ。着いたら慌ててトイレで靴下を履き替えてから入場。エルフリーデ・イェリネクと地点による『スポーツ劇』。タイトルと現代詩手帖でほんの少しだけ読んだ戯曲とではピンとこなかったのだが(そもそもイェリネクの戯曲を読むということがどういうことなのかという問題があるが)演劇はとんでもなかった。現在の人間の持ちうる限りの知性とセンスとを総動員した表現の最高到達点のうちのひとつなのではないかと、そんなことまで思ってしまった。いや本当に。惜しむらくは一番右端の座席に座ってしまったので合唱隊の一方がまったく見えなかったことだが、そんなことよりもとにかく感動した。ラストでは涙さえ浮かんでしまった。これはもう一度観なければならないだろうか。アフタートークも珍しく良かった(といっても無くても良かったが)。雨に降られて帰宅。途中でHくんからのメールにより飲み会のある友人の不参加が報せられる。正直ホッとしてしまう。いろいろと考えてしまっていたからさ。まあ、今回はこうだったということで。またいつかだよ。
 今日。晴れるがまだ寒い。朝、靴下と肌着のシャツを洗面器で洗濯。まだ出勤にコートと手袋は必須。夕方ひさしぶりにAさんと二人でレジに入る。話したり。夜、アニメ1本。もう眠い。早めに寝よう。