観劇

 なんということのない一週間。なるべく湯船にお湯を張って入浴するように心がけているが(三日にいっぺんくらい)手のしもやけはなかなか良くならない。これでもまだマシで済んでいると考えるべきか。
 月曜日。昼過ぎから外出。横浜美術館村上隆スーパーフラット・コレクション」へ。勘違いしていたのだけれど、村上氏の作品はひとつも無くて氏のコレクションが、いちおうの区分をされてはいるものの、それこそ「フラット」に並べられていて、作品の点数とか価値だけで考えたらそれはまあ凄いもの。わーっと思いながら見流してしまったけれど、これは会期中にあと何度か足を運ぶべきなのかもしれない。自分の勉強のためにも。
 今日。早朝に大きめの地震があり、何かが落ちた音がするもののその時は気にせずそのまま寝てしまい、起きてから見ると学生時代の学園祭で使ってから引き取り手がなくてなぜか家に来た花瓶(おそらく百均で買ったものだろう)がテーブルに落ちて割れている。花瓶として用いたことは一度もなかったけれど捨てる機会もなく、十年以上部屋になんとなく置いてある物ではあった。注意深く破片を集めてゴミ袋へ。まあそんな話である。昼食をとってから少しだけ買い物をして、帰宅してゆっくり昼寝。最近どうにも夜の寝付きが悪いのである。職場の休憩室のソファーに座っているとあっという間に眠気がやってくるのに、まったく不自由なものだ。そんなわけで二時間くらい昼寝をして(しかし熟睡できた感はあまり無い)、夕方から外出。STスポットへ。岡崎藝術座「イスラ!イスラ!イスラ!」観劇。詰め込まれたテキスト、というか異常な台詞量。俳優間での対話はほとんどなく、独白でもないとすれば、あの長台詞はいったい何者への「語り」だったのだろうか。そして、前作と同じく、なぜこれが演劇でなければならないのか、という印象を強く受ける。なぜテキストだけではだめなのか。決して「面白かった」とは言い難いが、面白いか面白くないかはこの際、というかどの際においても、個人的にはもはやどうでもいいと思っている。ともかく観て良かった。いまになっていろいろと考えている。戯曲が載ってる先月の新潮は買おう。あと、観ている途中からものすごく背中というか肩が痛み始めて辛かった。最近しばらく同じ体勢でいると同じように痛みが走るようになってしまって、どうしたものかと思っている。仕事でほとんど立ちっぱなしで動きっぱなしなので単なる運動不足ということはないとは思うのだが。ううむ。
 昨日のテレビで松来さんのことをやったらしく、その流れであすみんの星ひなの松来さんスペシャルを観る。また胸が痛んでしまうわけだけれど、それでも前に進んでいこうという勇気を授けられる。よし、健康に気をつけてやっていこう。