報告とホタル

 火曜日。早番のはずが1階の欠員のために急遽通しに。Eくんより「今日、何番?」とのメール。仕事が終わってからいつもの店へ行くとそこにはEくんとKさん。まあ、おそらくそういうことだろうなと思っていたけれど、互いになかなか切り出さず、が、結局はまあそういうことであった。そこまで驚きはしなかったけど、数年間連れ添った婚約相手と別れてその翌日に出会って数ヶ月の相手と付き合うとか、客観的には驚くべきことなんだろうな。はあはあと思って聞く。別に祝福はしないけど。とはいえ、二人とも、大切な友達であることに変わりはない。特にKさんとは今日を境に今まで以上に。けっこう飲む。
 水曜日つまり昨日。具合が悪い。月曜日の献血もきっとこたえているのだろう。帰宅して夜、やっぱり飲むけれど早めに就寝。
 今日。雨模様だったこともあって家賃を振込に行ったきり昼間は家にいる。しっかり寝て、あとは本読み。夜、気になっていた自宅アパートから歩いて5分のところにある蛍が観察できるという沢へ歩いて行ってみる。入口近くのベンチで高校生がケータイをいじっている以外に人はいない。すぐ裏の人家から夕食時のような音が聞こえている。暗がりに入ってしばらくはそれらしきものは見えず。やっぱいきなり来てもいないかな、といったんは帰りかけるも、いやもうちょっと見てみようとさらに少し奥に入ってみると、いた! ちいちゃな光がふたつみっつ、飛んでいるやら、葉を登っているやら、地を這っているやら、明滅しながらあちこちに動いている。自分が実家に暮らしていた本当に物心つくかつかないかの頃以来、25年ぶりくらいにホタルを目にする。感激。本当に小さな光。今季中にあと何度か来よう。今日も早めに寝るつもり。