帰省

 水曜日。職場に着くと電話。帰省を決める。午前だけ働いて退勤。ケータイには訃報の通知。いったん帰宅してから仕事着のまま電車へ。痩せてはいるが美しい顔。親戚集まり始める。夜、二人で並んで寝る。
 木曜日。喪主の用意が大変そう。出来ること少なく双子の面倒みるなど。可愛い。通夜。坊主の読経長し。並んで飲む。わりと少し。明日の朝は早いとわりと早めに床を延べて寝る。
 金曜日。朝、七時前から出迎え。戸を開け放ったままで寒い。午前中に買い出し。従姉妹のMちゃんと十数年ぶりに会う。Kちゃん来れなかったのは残念。納棺、出棺、荼毘、告別式、御斎。ついにこの日が、という、兄の言葉がそのまま自分の思いでもある。家では少しだけ飲む。居間で雑魚寝。
 土曜日、つまり今日。ゆったりと朝食。甥姪の相手と双子の世話。まだ家族には慣れていなかったAさんも献身的に双子の世話。昼食後帰宅。やはり思うところがじわじわと湧いてくる。あとは従兄弟のTくんとろくに飲んで喋れなかったのが残念。