いまかくということ

 まず昨日。午前中に職場でケータイの電池が切れ、ま、別に電話とかかかってくることもないだろうと思ったがなんとなく気にかかり、駅前のauショップで充電(初ショップ充電)。すると休憩中にメール。虫の知らせってやつか。でもって退勤後Eくんと久しぶりに飲む。現在無職のEくん。羨ましい。時間は戻って休憩中。最近職場の近くにできたスイーツのクレーンゲームショップに赴き、500円を投じてケーキ1個ゲット。自分で食べるつもりだったが飲む予定ができたので贈呈。期せずしてチョコレートケーキであった。
 今日。横浜市民ギャラリーあざみ野「あざみ野コンテンポラリーvol.2 Viewpoints いま「描く」ということ」へ。折りよくアーティストトークを聞く。特に桑久保徹さんの誠実な言葉というか振る舞いに深く感銘を受ける。あと絵画そのものよりもフィクショナルな画家を身をもって演じるというやりかたにも。絵を見て話を聞けてとても良かった。そして、椛田ちひろさんの展示もとても印象的だった。「いまかくということ」。この「いま」という言葉に、ある特定の意味(日本人だったらわかるでしょ的な)が避けられず付与されてしまうことの意味。そして、夜になってtwitterでたまたま目にした、今のうちに(=復興されないうちに)被災地を見たい(見ておきたい)という欲求の疑い難さ。見ておいていいはずだという無根拠な特権感。きっと、考えなければならない。
 帰宅してから「ピンク・フラミンゴ」を観る。なるほどひどい映画だ。けれどそこまで嫌悪感を催さないのはなぜだろう。なんでもありなネット環境を通じて自分が映像的な過剰さに馴れてしまったということだろうか。伝説的といわれるのも分からなくも無いが、正直、これが「元祖カルトムービー」以上の映画としての素晴らしさを獲得するのはどうだろうかという気がする。いや、確かに映像も音楽も素晴らしかったのだが。
 数年ぶりにロールケーキを食べる。美味い。