年賀状、美術館、初詣

 朝9時台に目を覚まし、二度寝の欲望を振り切って起床&シャワーを浴びて覚醒。年賀状製作に取り掛かる。昨日思い浮かんだアイデアをGIMP2でもって形にしていく。昨年末に少しいじっておいたお陰もあり、正午過ぎにはひとまず完成。郵便局へ行ってハガキを買い、帰宅して微調整の後、プリンタで印刷。はは、くだらない。こういう単なる思い付きをその何倍もの時間と労力とをかけてある意味執拗に形にしていく過程が「ものをつくる」ということなのではないか、と少し思う。
 駅前のポストに投函し、そのまま横浜美術館へ。松井冬子展「世界中の子と友達になれる」。最初の展示ルームの数枚でもう全身の内側と外側双方からの粟立ちを感じる。しかし、観ていくうちに、特に最終の展示に到って、作家の「アイデンティティ」と「ナルシシズム」にぐっと関心が向かう。感想や衝撃だけではない、これは後々の自分にとっての大きな課題ともなりそうな気分がする。ほうっとしたまんまなんとなく常設展にも足を踏み入れたけれど、なんかある意味で作品の我が強すぎて見れなくてすぐに退散する。ミュージアムショップにてクリアファイル・ポストカード・一筆箋のザ・美術館ショップ3点セットを購入。合わせて1130円也。だったら3000円の図録を買ったほうが良かったか?
 その足で川崎大師へ。門前通りは出店とかなりの人手。1本通りを脇に逸れて知人の女性の勤務するという店に足を運んだけれど「年始は6日から営業します」との張り紙。事前に連絡をとって確認しなかった俺も俺なのだが。だってサプライズな感じで訪れたいじゃん。ま、その無駄な下心への戒めと考えよう。神社へ。線香を焚き、お賽銭を投げ、おみくじをひく。吉。いまいちぱっとしねえなあと思ったけれど内容を読むと概して良いことばかり記されている。例年は末吉とかひいていまいちな占いにまあその通りな一年だっただけに、これは今年は良い感じ。「支障さりて支持者まで現れ云々」。期待しよう、だが、弛まぬ自己の鍛錬こそが運気を拓く礎となろう。そうすれば今年はきっと良い年になるだろう。