映画など

 昨日。なんにもしないをしようの一日。が、ちょっと涼しかったので冷蔵庫の温度を「1」に設定したはずが「0」になっていたらしく、ふと気がついたら冷蔵庫周りの床がびちゃびちゃ。せっかくだからと冷蔵庫の氷除去作業。思ったより大漁で満足。その勢いで床掃除。あと風呂場もやや掃除。でもって外に出て、そうだ、と、ロボット歩きで期日前投票へ。一番肝心の知事が全然わかんなくてインスピレーションで一票を投じる。そのあと公共料金の支払いや定期購入など。100均では収穫なし。帰宅して映画。コーエン兄弟の「バーン・アフター・リーディング」。昼寝をはさんで夕食後はもう一本「大停電の夜に」。両者共にありえない偶然の出会いが物語を駆動されていく映画。前者はラストのシーンで「クソややこしい」とか「わけわからん」みたいな自己言及のクールさを持っているのに対して、後者はあくまでもロマンティックに終始する。しかも大停電だし。けれど、どちらも面白く観た。どちらかというと、まあ飲みながら観たせいもあるが、「大停電の夜に」の方にぐっときた。これはまさに希望を描いた映画である。電気が停まってるのに水槽で熱帯魚が泳いでるとか、そういうリアリティはこの際置いておこう。出会い、別れ、そして出会い損ないの美。過去と未来をひっくるめた希望。そんなことを思う。深夜、「日常」初回観る。面白い。日本全土が「非日常」にトンっと突き落とされた今現在において偶然にも新作が「日常」という京都アニメーションの神っぷり。まだ考えが追いついていない。
 今日。映画。「トゥルーマンン・ショー」。なるほどメタ映画。見かけのテーマとは別のところに考えどころがある気がするのだけれど、まだよくわからない。ともかくジム・キャリーが素晴らしい。エンドロールを観ていてようやくフィリップ・グラスが音楽やってることに気がつく。そういえば昨日の「大停電の夜に」の菊地成孔の音楽もとても良かったっけ。(ていうかエバンスがやっぱ良かったともいうのだけれど。)割と良い調子で映画を観ているけれど、本を読めなくなってるのはどうにかしたい。