爆音映画祭@ジャック&ベティ

 3000円の3回券を買って13時からの映画を3本観ようか、それともとりあえず観るつもりだった17時からの映画(1500円)とその後のLive付き映画(2000円)で合わせて3500円コースにしようかと昨晩けっこう迷った挙句、今朝いろんな夢を見て目が覚めたら11時を回っており、後者を選択する。シネマジャック&ベティにて爆音映画祭
 1本目。「77BORDRUM」。77台のドラム(77人のドラマー)で演奏っていうのは、ぱっと聞いた印象ではとにかく無茶苦茶でおもしろそーだなーしかも爆音だしなー、って感じだったんだけど、これがまあ実際に観てみたら当然のように「映画作品」なわけで、有体に言えば「メイキング映像も入ってます」ってな感じなんだけど、これはもうボアダムスの新しい作品なんだろうと。メイキングではすっごくハードな練習してるし。爆音映画祭だけあって音はとにかくすごかった。けど、それ以上に映像が良かった。ただ、途中でEYEの「スタンド!」の掛け声で演奏者が次々に立っていくシーンで、それに合わせて観客が立ち上がるところで一部の観客がやや周囲に強制されて立ってる感だけは少し違和感を感じた。(これは映像作品としての「77BORDRUM」とはまた別の話かもしれないけど。)でもやっぱボアダムスボアダムズじゃないんだね)は凄いなと。
 2本目。「Phew Video」&「Phew Live」。アーント・サリー時代の映像やPhewのインタビューもすごく興味深いものではあったけど、なんといっても山本久士氏とのライヴ。僕はそれほどライヴには足を運ばない方だけれど、いままでみたあらゆるライヴの中で一番感動したかもしれない。途中で本当に泣きそうになってしまった。出口付近の席に座っていたため、終演したらすぐに外に出てしまって、音が鳴っていた1分後には一人で静かに帰り道を歩いていたのだけれど、しばらく何も考えることができなかった。言葉を失うとはこのことかと。余計なことは何も言いたくない感じなので、今日はここまで。