やけくその引用句なんて!

 駅前の古本屋で購入。萩原朔太郎『生理』(冬至書房新社、1979)。昭和十年くらいに萩原朔太郎が個人雑誌として出していた雑誌全五巻の復刊+解説。2000円。本来は以前同じ店で見かけた坂口安吾の奥さんが書いた本を買うつもりだったのだけれど、それがなんと無くて、「ああ、やっぱ欲しいと思ったらいくら金が無くてもそのタイミング買わなければならんのだな」と思いしり、もっと前から見かけていたのだけれど買うのに躊躇していたところ改装と共に無くなってしまった、と思い込んでいたこの『生理』をあらためて発見して、即購入。内容は予想以上に面白く、ゆっくりと大事に読むつもり。
 次の日曜のLife効果で小沢健二の音楽を聴いている。といっても自分の持っているCDはフリッパーズの「カメラトーク」と「ECLECTIC」のみなので、主に後者の方ばかり聴くことに。しかし良い。良すぎるといってもいい。こんなに良かったっけ? こりゃ日曜までにブックオフでアルバム買うか。
 とはいえ、来月は知人の結婚式もあるし、伊藤計劃円城塔のハヤカワから出た文庫もぜひ買わねばならず、同い年の平均年収と比べて4分の1未満な自分はあれこれ迷うところではある。というのは嘘で(いや、年収の話はホントなのだが)、たいして迷ってはいないというのが実状ではある。