いつか近いうちに行かなきゃなあ、と半ば義務のように思っていて、今日いつもより早めに起きたらこの時候には珍しい晴天で、これはちょうどいい機会だと頭では思いつつもなんとなく気が乗らなくて、ここ最近の原因不明の疲労感のせいもあるのだろうか、けれど、気が乗らなくても重い腰を上げてみたら意外と成功だったということは往々にして起こりうることであって、ということで第二の故郷である国立に行ってきました。が、行く前に予定していた計画は結局そのほとんどが達成できず、会おうと思っていた数人には一人たりとも会うことが叶わず、駅前のユニオンで本を一冊買ってスタ丼屋でミニスタ丼だけ食べて帰ってきました。ひたすら歩き回って疲労がさらに蓄積された感満開だけれども、久しぶりに東店で食べたスタ丼は、その前に品川店で食べた時の「あの思い出のスタ丼ってこんなひどい代物だったのか……」という疑念を払拭してくれました。あとこの年になるとやっぱ量的なものも関係してくるのでしょうか、ミニスタがちょうど良かったのかもしれません。あらためて訪れるとその街の静けさにちょっと驚き、ふと聞こえた豆腐屋のラッパの音に、そういえばあの豆腐屋はウチの近所まで来ていたけれど買ったことは一度もないなと思い当たりました。
