留保に塗れて

 先日、良く行く古本屋にて金子光晴『詩人』を購入しました。昭和32年、平凡社発行の初版。当時220円が800円。別に資料的価値で買ったわけではないので、布団に寝ころんでペラペラめくって読んでいるのですが、これがめっぽう面白い。金子光晴の詩は高田渡の「69」くらいしか知らなかったのだけれど、この自伝的作品に表されている生き様に圧倒されっぱなし。また、時代ゆえかその早熟っぷりに舌を巻きっぱなし。さらに詩人ゆえの文章の端麗さもあって、これは容易に手放せない一冊になってしまいました。(調べたら文庫本にもなっているそうなので、読もうと思えば普通に手に入ります。)今日明日は今年に入ってから数度目の二連休なので、枕元に溜まっている本を消化する良い機会です。
 今日のメモ。サックス奏者小野良子。文化系トークラジオLife6/22。YOUTUBEPAINKILLER。俤げ(おもかげ)。