ナウシカはそれでも美しかったが

 秋葉原の事件。現場や事の詳細を見たい気持ちはあってテレビを点けるのだけれども、あまりにも多くのものが心に錯綜してしまって、すぐにまたチャンネルを変えてしまう。
 こういった凶悪かつ異常な事件が起こると、これまでは(誤解を恐れずにいえば)ある種の加害者に対する「共感」めいたものが自分の中に浮かんだのだけれども、なんか今回のは自分の「共感」から逸脱している気がする。気がする、というのが本音で、わからないけど加害者のことがわからない。画面に一瞬だけ映った容疑者の顔を見て、それが想像(といっても別に予想していたわけではないけど)となんか違っていて、それでまた「わからない」。ともかくショッキング。書こうと思ったらちょっと広がりすぎて、自分の言葉(とブログという手段)に限界を感じている。テレビもみられずに、やたらに酒ばかり飲んでいる。