書店でバイト、気楽なもんさ

 『フリーターズフリー創刊号』をやっと購入。予定通り従業員割引を利用した価格にて。まだざっと目を通した程度だけれど、内容もさることながら、これがLLP(有限責任事業組合)で成り立っているということに大きな意義があるんだろうとあらためて思った次第です。こういう方面の雑誌(書店員的には雑誌ではなく完全な書籍)でありながら装丁もグッド。
 あと、やっと芥川・直木両賞の候補を確認しました。以前も書いたことありますが、書店には候補者及び作品の情報が一般よりもはやく入ってくるので、知ろうと思えばだいぶ前に確認できたはずなのですが、今になってやっとというのはつまりあんまり興味ないんでしょうか(笑)。直木賞の方は、ああ森見がノミネートされたんだ、くらい。某人もいってましたが本屋大賞みたい。で、芥川賞の方は・・・、あ、え? 川上未映子!? そうか、こうくるのか。今月のユリイカに載ってた文章は以前に何度か読んだ「未映子」名義の作品と比べてあんま面白くなくて、というか以前に読んだ文章が衝撃的過ぎたということは当ブログでも書いた気がしますが、ずっとこの人は詩人かもしくは某ニュー評論家絶賛の歌手という印象だったので、芥川賞候補ってのがちょっと意外なような、妙に納得なような。しかも早稲田文学って、そこに執筆してる経緯のほうに興味があったり。ま、受賞したらちょっとした「こと」なのではないかなと。書店バイトとしては外野席からワクワクしてる感じです。