珍なりや

 同僚と二人で飲んだ。最悪だった。最悪。その言葉しか出てこない。笑ってしまうくらい。次の朝、っていうか飲み続けだったんだけど、あんなにも腹立たしい気分になったのはほんとに自分としては珍しい。酔った上での自分の言動に後悔することは数え切れないくらいあるけれども、飲んだそのこと自体をあんなにも後悔したのはたぶん初めてだろう。いまだに冷静に振り返ることが出来ないくらい腹立たしいし、逆に笑えるわ。自分の人生においても三本の指に入るくらい最悪な夜から朝だった。