祭りの季節

 現在住んでいる横浜市戸塚区というところ、人から「どんな街ですか?」と訊かれたらその時は「パチスロと祭りの街です」と答えることにしているのですが(実際そう答えたことがあったかは失念)、今年もやってきましたこの季節。夏。夕方になって(といっても五時過ぎ)いっちょ図書館にでも涼みにいこうかなとチャリンコで駅方面に向かっていると、浴衣姿の少女達を発見。そっかもうそんな季節かと思っている間に……、浴衣! 屋台! 車両通行止め! そして、増え続ける人! 人! 人!! 忘れてたこの街でこの季節にチャリンコは禁物、道が人だらけで通れないのであった。しかし、まだ全然明るいってのにすげえ人。そして、軒並み連ねて女子供相手にガンガン営業中の屋台。道の端にはしゃがみこんで子供に焼き鳥を食わせてる母親がずらり。……って、まてよ。今日って平日だよな? そう、この街の特徴として平日休日関係無く、ひと夏に何度も何度もこうした祭りが催されるのである。
 かといって、なにか大きなメインイベントがあるのかといったら、ちょっと神輿が出るみたいだけど、メインらしいメインがないのである。いわば「屋台で飯食って酒でも飲もうや」がメインなのですね。そのためには平日から車両通行止めも辞さず、職場の人に訊いたら祭りがあるからっていう理由で仕事休む人も多いそうな。思考がシンプルというかなんというか、そういうとこがこの街にパチンコ&スロット屋が異常に多いとことなにか関係があるのかもしらんけど、考えるのは頭が冷えてからにしましょうか。しかし暑い。