食の起源

 ふと思い出して、数日前に実家から送られてきた荷物の中に入っていた、おそらく実家で栽培したものであろうエリンギを取り出してみましたところ、株の間に紡錘状の妙な突起が数本付着しておりました(画像参照)。触ってみると結構弾力もあり、おそらくは数日間ダンボールの中に放置しておいた間にエリンギの菌が適度な温度と湿度とによって細胞分裂をおこない発生させた物体と思われます。生命の力とはなんという驚異でしょうか!
 でもって、僕は基本的に食べ物に付着しているわけのわからないもの、例えば焼き魚の腹から出てきた得体の知れない虫だとか、そういうものは「とりあえず食べてみる」という基本方針をとっているのですが、今回の紡錘状の物体もとりあえず焼いて食べてみました。う〜ん、これはまんまエリンギの味。思ったとおりエリンギから発生したもののようです。現在のような金欠状況にはこういう自然発生的な食がたまらなく嬉しかったりします。